HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY467 [渡英413日] 2021年7月11日(日):Perchでランチ,Paddington再び

 土日は全く仕事ができないので子供とのんびり遊ぶ日。まずは,庭の芝刈りを行い,細かい部分を剪定バサミで手入れをする。庭掃除を終えた後,久しぶりにPerchに行くことにした。本当は,Meedley Manor Farmにいちご狩りに行く予定だったが,日曜日はお休みのためキャンセル。


 天候もよくPerchのガーデンには多くのお客さんで賑わっており,中には子供の誕生日祝いで15名くらいの団体客もいた。去年よりもオーダーシステムが洗練されており,ここもThe Anchorらと同様,座席のQRコードを読み込んでオーダーする形式。注文時に支払いは完了しているので,食事が終了したらそのまま席を立ち去ればよいので楽。

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Perchの近くの草原

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ついMojitoを頼んでしまう

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PerchのHamburger

 帰宅後は,息子は気に入ったようで再びPaddingtonを鑑賞する。折を見てPaddington2も観てみたい。夕方は,新しく近所に越してきた息子と同じクラスの男の子と,お向かいの子が遊びに来た。外で遊んでいるが,我が家の車のボンネットに座ったり,お向かいの子供の家の車の上に乗ったりとなかなかのやんちゃぶりのようだ。

DAY466 [渡英412日] 2021年7月10日(土):雨の中のfootball,Paddington(映画)

 今日はあいにくの雨模様。でもfootballは雨でも行われるので,車で会場へ。この雨だとあまり人はいないだろうなぁと予想していたが,ほぼ全員参加。さすが雨を気にしない国。

 帰宅後は,息子と3人で映画『Paddington』を鑑賞。私は途中で寝てしまったが,2014年の映画にしてはCGが良くできていると感じた。Nicole Kidmanが出ていることを知らなかった。息子は行ったことのある場所(ビックベンとかロンドンアイとか)が出てくると嬉しそうに観ていた。 

DAY465 [渡英411日] 2021年7月9日(金):英会話,ゲラ確認,コラム校正確認,テニススクール

 午前中は,英会話をおこないOUNCのメールについて確認。このままレッスンを続け,最後の1回は自腹でお金を支払うこととした。マーケットでルーマニアのchickenピタを頼んで食事。帰宅後は,ゲラを確認して提出。続いてコラムの校正原稿が上がっていたので,これも校正して提出。

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ルーマニアの料理。前回はmichiだったので変えてみた。

 息子が帰宅後,今日はテニススクールのため,急いで車で準備して向かう。子供用のwearがあるので,購入できるかクラブハウスに行ってみるものの,誰もいない。結局,芝のコートでダブルスをしていたご婦人が来てくれて担当者を案内してくれた。最初からコースを受講する際に上下のウェアとラケットを一緒に購入できるが,現時点ではできないとのこと。ラケットも買わないといけないのか…。もうすでに持っているのだけどなぁ。

 

 クラブハウスは閉まっていてもテニススクールは成立しているという不思議な状況。日本のテニススクールだったらあり得ないであろう。

DAY464 [渡英410日] 2021年7月8日(木):早朝ラン,『講義の後はパブで』

 久しぶりに早朝ラン。ランと言っても歩きとランニングが半分ずつ交っているような軽い運動。OUNCからメールが届き,会計年度の関係で英会話が16日でいったん打ち切られるという。16日は含まれるとしても,最後の1回はできないことになる。場合によっては自腹でも続けたいもの。

 

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早朝ラン@portmeadow

 榊原清則先生の『講義の後はパブで』を読み終える。榊原先生がLSEで活躍されていたのが,42歳~46歳なのでちょうど自分の今の年齢と合致する。比較するのも畏れ多いが,同じような年齢で海外でたくさんの業績を出しておりLSEに就職しているし,それ以前にミシガン大学にもMITにもハーバードにも滞在歴がある。それを考えると彼我の差を感じてしまう。

 しかし,藤本隆宏先生の『組織科学』の論文(2020)53(4) pp.8-24.「発信せんとや生まれけむ―ジャーナル点数主義と日本の経営学―」も読んだが,学術成果の発信の仕方も人それぞれなのだ,ということも読んで少し安心した気がした。

DAY463 [渡英409日] 2021年7月7日(水):コラム執筆,息子が友達の家でplay date

 8月10日〆切のコラムを書き終えた。といってもざっと一通り書き終えたので,もう少し精査をしないといけないし,文字数オーバーなので改めて見直そう。
 
 今日は午後に息子の友達のお家で息子が遊ぶことになっているので,午前中はM&Sで差し入れ用の果物を購入。COVID-19状況下だけどお惣菜も復活してきた。放課後,妻が息子とお家に遊びに行って18:00過ぎまで遊んでいたので,トンテキを作成。ただ,日本酒がないので白ワインで代用したところ,酸味が出てしまい,半分酢豚のようになってしまったが,結果として味はそこまで悪くはなかった。
 今度は「帰れ,鶏肉へ」に挑戦してみたい。

DAY462 [渡英408日] 2021年7月6日(火):打ち合わせ,倫理観,昇龍,amazonのone time password

 朝から学会発表に向けた打ち合わせを行う。面白い内容が得られているものの,それを先行研究を踏まえてどのようにストーリーを展開していくかが重要。でもやっぱり研究の会話をするのはいつも楽しい。ワクワクする。 
 打ち合わせ終了後は昨日に引き続き,他の人の原稿修正。

 

 私は全く関係ないが,あるHPで書かれているコラムが,明らかに他人の記事を下敷きにしていた。HPに掲載されているもの=公共物→転載自由,とでも勘違いしているのかもしれないが,出典もなく,明らかに自分が書いたような書きぶりになっている。それは世の中では「転載」ではなく,「盗用」「盗作」という。
 

 夕方,頼んでいた品物が届くが,割と高額なためone time passwordが求められるという。この仕組みを使用したことがないので,いきなりドライバーに「6ケタのコードを教えてくれ」と言われて慌てふためく。探してもないし,らしきものを入れてエラーになってしまった。3回間違えるとアウトということで,いったん持ち帰ってもらって,パスワードが分かったら連絡するようにということになった。

 ドライバーが去った後にメールを調べると確かにone time passwordがあり,早速ドライバーに連絡をして戻ってきてもらい,品物を受け取ることができた。高額なものを買う時には気を付けないと…。 


 夕食は,昇龍をDeliverooで注文。スープを鍋で沸騰させれば問題ないが,麺がパサパサであったため,熱々のスープが麺に絡まない…。

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昇龍のラーメン。盛り付けは自宅でしたので適当です。

 

DAY461 [渡英407日] 2021年7月5日(月):インタビュー,原稿修正,Ethnicity

 午前中は,イギリス人2名にethnicityについてそれぞれ25分ずつ聞いてみた。センサスをみても,各町の歴史を見てもあまり多くの違いがないので,果てさてどうしよう?ちょっと得られた証拠で比較しないと何とも言えない。

 興味深いのは,統計上は以下の通りになっていて,日本人だとOther Asianになるということ。これはワクチン接種の時にも選択するときに感じたこと。

 さらにもう1つ。英国の人にとってAsianとは,インドとか東アジアを指すことが大半であった。私にとってAsianは,世界における人口比率からChineseかと思ったが,そうではないらしい。

Asian/Asian British: Bangladeshi
Asian/Asian British: Chinese
Asian/Asian British: Indian
Asian/Asian British: Other Asian
Asian/Asian British: Pakistani
Black/African/Caribbean/Black British: African
Black/African/Caribbean/Black British: Caribbean
Black/African/Caribbean/Black British: Other Black
Mixed/multiple ethnic groups: White and Asian
Mixed/multiple ethnic groups: White and Black African
Mixed/multiple ethnic groups: White and Black Caribbean
Mixed/multiple ethnic groups: Other Mixed
Other ethnic group: Arab
Other ethnic group: Any other ethnic group
White: English/Welsh/Scottish/Northern Irish/British
White: Gypsy or Irish Traveller
White: Irish
White: Other White

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3都市のEthnicity

 インタビューが終わると,原稿の修正を行う。といっても自分の原稿ではなく,取りまとめをしているので他の先生の原稿に手を加える作業。でも原稿を依頼しているのは,研究者だし,修正をするのも気が引ける。他方で,手を入れないとこちらの期待する内容にならない。難しい。

 

 論文の再校が届いた。急がないと。

DAY460 [渡英406日] 2021年7月4日(日):Brasserie Blanc,子供の癇癪,Portmeadow散歩

 息子も深夜に起きたせいか,機嫌が悪い。結局,今日は一日で通算3回,大きな癇癪があり親である我々はヘトヘトになってしまった。特に2回目は泣き疲れて寝てしまい,かといってあまり寝かすと今度は夜に眠れなくなるので,1時間ほどで起こしたら,3回目の癇癪が発生。

 

 昨日,お向かいの子供が9:00amから遊びたいというので待っていたものの,家に来なかったので,家で息子と一緒に工作や勉強をする。息子は日本語を忘れかかっており,平仮名が少しおかしい…。限られた時間で日本語にリソースを割くべきなのか,それとも英語のフォーカスすべきなのか,難しい問題。

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Fish curry@Brasserie Blanc

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wine@Brasserie Blanc

 今日は,Brasserie Blancでランチに出かける。ここではいつもsunday roastばかりだったので,fish curryを頼んでみた。写真のようにココナッツ風味でそこまで辛くはないものの,息子にエビは食べられてしまった。

 

 腹ごしらえをすべく,Portmeadowを散歩し,


でビールを飲んで休憩。おつまみがないのがしんどい。トイレに立ち寄るための休憩場所のような感じ。 

https://www.instagram.com/the_medley_oxford/?hl=ja

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Medley@Oxford

 英会話の先生に教えてもらった番組。今度見てみよう。

DAY459 [渡英405日] 2021年7月3日(土):フットボール,深夜の騒音,トゥモロー・ウォー

 午前中は息子のfootball教室に車で移動。少しずつ実践的になってきてインサイドキックの仕方とか,後ろにパスを送るやり方を教わったりと高度化してきた。フットボールから帰宅後,夕方お向かいの子供が遊びに来る。
 
 また,amazonオリジナルの『トゥモロー・ウォー』を観終えた。Chris Pratt主演のタイムパラドックス系の映画で細かい批判は多々あるけど,まぁアクションものとして観ることができた。未来の滅亡を防ぐために過去の人の力を借りるという話だけど,未来の技術を送り込めば,いくらでも技術開発ができるのでは?とも思ってしまった。それにしてもChirs Prattは,『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』もそうだし,肉体派の役柄が多いなぁ。

www.youtube.com

 深夜になると近所のパーティーで目が覚めてしまう。結局,朝5:30くらいまで騒音は続いた模様。あまりの騒音に翌日のSNSで話題になっていた。

 

 ビートたけし(2021)『コロナとバカ』小学館. を読んだが,あまり得たものはなかった。これまでの雑誌の記事やコラム・インタビューをライターが書き下ろしたのだろうけど,何か内容が薄い。本文でも物事を斜めから捉えることが芸人の真骨頂と言いながら,全体的に当たりがマイルドな印象を受けた。 

DAY458 [渡英404日] 2021年7月2日(金):英会話,息子のテニススクール2回目

 朝から英会話のためにcity centreに行く。途中でカモの親子に遭遇。カモはよく見かけるけど,丘に上がっている親子はあまり見かけないような気がする。

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カモの親子

 英会話ではコラムを書き直すうえでふとした疑問をぶつけてみたが,この議論が白熱し,時間を大幅にオーバーすることになった。いわゆるダイバーシティの議論だったけど,街(地域)による人種の構成比が異なること,その中でOxfordは特殊であること,データ上の人種比率と実際に肌で感じる実感値とは異なることなどについて議論した。例えば,OxfordもReadingも同じような人種比率だが,例えば,欧州の人が何年も前に英国に渡ってきて永住権を獲得した人々は,カテゴリー上はBritishになるのだろうか?そう考えると,単純な統計データはあてにならない可能性がある。
 
 他方で,実証研究の発表を聞いていても確かにデータサンプルの地域は重要だが,コントロールできれば問題ないという印象を受けた。どこどこの地域だから駄目だというよりも,コントロールできれば(考慮に入れていれば)差異を強調する必要はないように感じた。そう考えると,国民性というか,アイデンティティをどこまで保持する必要があるのか,ないのか,その程度について考える必要があるように思った。

 

 夕方は,息子のテニススクール。友達の誕生日ということもあり公園にちょっとだけ顔を出してテニススクールへ。息子は同じクラスの中で2番目のグループに組み込まれたが,サーブを教えていないので,トスができない。これは次回までに練習しておこう。