HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY457 [渡英403日] 2021年7月1日(木):Jericho Tavern,ウィンブルドンテニス

 息子の傷は痛々しいが,食事はそこまで染みない模様。歯もぐらついているわけではないので一安心。でも,小学校からのfirst aid(応急処置の連絡)が,今日(1日遅れ)で届くのはいかがなものか。昨日に引き続きケガをしたのではないかと心配してしまった。

 朝,息子が起床するまで日本との打ち合わせに参加した後は今年度の予算の整理。今日は息子のクラスの友達の誕生日で,誕生会をCOVID-19を配慮して近所の公園で行うことになっていた(息子の小学校では暗黙の了解のイベントと化している。しかも誕生日が連続だと木曜日は,Aの誕生会,金曜日はBの誕生会となるので,お菓子の選択も比較が発生するので難易度が上がる)。

 基本的に学校に私物を持ってきてはいけないので,誕生日プレゼント(特に仲の良い子にあげる)は,放課後の誕生日会に持って行くことになるが,朝,一人の女の子がプレゼントを渡しているのを見て,息子も「僕も渡したい」と機嫌を損ね始め,家にあるプレゼントを取ってきて欲しいという。受け渡しが終了した頃には大泣きして大変であった。見かねた副担任の先生が癒し系のぬいぐるみを持ってきて教室に入れてくれた。

 

 何とか息子を送り出した後,昨日の原稿完了で一区切りついたので,お昼にJericho Turvernで外食。cask ale(ろ過および熱処理による殺菌処理を行わないビール)とHamburgerを食す。

 帰りにBrancaに立ち寄ってmade in Oxfordのginを購入。美味しそうだけど,帰国までに飲み切れるのか心配なところ。
 

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Cask ale@Jericho Tavern

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Hamburger@Jericho Tavern。左側には牛肉のほぐし身も入っている。

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店内の様子@Jericho Tavern。こちらの昼は13:00なのでお客さんはおらず。

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Oxford Botanic GardenのGin。帰国までに飲み切れるか。


 息子の帰宅後,テレビでウィンブルドンを観ていると,コロナ前の映像か?と思えるくらいの観客数とマスクをせずに密になって観戦している様子が映し出される。一方で,英国の新規感染者数は,今日1日で2万人を超えている(死者数は20名程度で推移)のをみるときちんと対策しているのか,それとも1回目の接種が行きわたっていて集団免疫が成立していると考えているのか不思議な感覚に襲われる。
 

DAY456 [渡英402日] 2021年6月30日(水):打ち合わせ→原稿脱稿,息子のケガ

 午前中に打ち合わせを行い,その内容を踏まえて原稿を提出。これで一通りの作業を終了。その他の事務的な手続きを終えて今日はおしまい。

 息子が小学校から唇の中とあごの下を切って帰宅。応急処置を施したとのことだが,唇の内側の切り傷が酷い。聞けば遊具にぶつかったとのこと。食事に影響しなければよいが…。

 

 依頼されているコラムの内容が冗長的なので全面的に改訂することにした。

 

DAY455 [渡英401日] 2021年6月29日(火):復活!

 体調が9割がた戻り,活動開始。不規則な生活で自律神経が少し崩れているかもしれないと考え以下を実施。1つ1つは当たり前のことだけど,運動をする→適度に疲れる→よく眠る,というサイクルで規則正しい生活を過ごすことにしたら,体調が戻ってきた。


 1)十分な睡眠
 2)運動(ランニング&ウォーキング)
 3)仕事をセーブ

 4)熱いお風呂に入る(英国では意外と難しい)
 5)リラックス音楽を聴く
 6)呼吸法(鼻から7秒息を吸って8秒鼻から吐き出す4セット)
 7)体操
 8)レスキューリメディ(飴をなめる)

 妻にフラワーリメディの知識まであるとは知らなかった。よく色々な知識があると驚嘆,博覧強記。 

 

自然の多いOxfordにいたおかげで早めに復活できた。後は気負わずに自分のペースで100%に戻そう。

DAY454 [渡英400日] 2021年6月28日(月):気分転換にランニング

 早朝に気分転換にランニングをする。でも久しぶりのランニングのため,徒歩も併せてのんびり20分程度で終了。

 

 日本にいた時は,ランニングマシンでかなり走ることができたのに,かなりバテバテになってしまった。でも,自然の中を走るのは気持ちが良いのでしばらく続けてみよう。

 

 帰宅後はサマータウンで買い物をしておしまい。息子が帰宅後,日本から送られてきた食玩・知育菓子と呼ばれるものを一緒に作成。下のリンクは5個入りの価格で1つは200円ちょっと。子供よりも親の負担が大きい。結構繊細さが要求される。

DAY452 [渡英398日] 2021年6月26日(土):football club,体調不良

 息子のfootball club。今日はいつもの先生の代わりにサポートの先生とオックスフォードユナイテッドの元ユースの人が来てくれた。息子も回数を重ねて上手くなってきた。午後はお向かいの子供が遊びに来て遊ぶ。

 夜,息子と眠る時に体調不良になる。動悸や吐き気がする。

 食あたり?更年期障害?なんだ???…。

 時差に囚われない無理な生活をしすぎたのかもしれない…。

 アクセルから足を離して減速しないと。

DAY451 [渡英397日] 2021年6月25日(金):英会話,Plumper,息子のテニススクール,The Anchor

 朝からcity centreのコスタで英会話。今週の学会発表の話やこの英会話のレッスンで何をすべきかなどを相談。基本的には私のやりたいことに合わせてくれるとのこと。やりたいことはあるけど,時間が足りない。

 午後から配管工が来て給湯器のボイラータンクを交換するという。配管工はボイラータンクを交換し,水道の蛇口が不安定な部分を直し,水回りをパッキンしてくれた。ガタガタした水道管を直すのに下のカバーを外さなければならず,配管工が若干家の家具を破壊してしまう。

 

 息子が学校から帰るとテニススクールのトライアルレッスン。学校が15:00過ぎに終わり,45分からレッスンなので結構慌ただしい。車でだいたい15分程度かかるため,時間的にはギリギリ。会場に着くと,息子と同世代が7名ほどで1時間のレッスンのうち,大半はラケットを触らないレッスン。でも観ている限り,バックハンドやフォアハンドの基本動作であり,必ずしも無駄ではなさそう。

 

 帰宅後は,近所のThe Anchorに食べに行って終了。

DAY450 [渡英396日] 2021年6月24日(木):メール処理と校正,Tom Leeの訃報

 メール処理と校正作業で終わってしまった。インターネット調査を実施したので,その予算執行やら返品処理の手続きのやり取りし,校正原稿に目を通す。当たり前だが,人によって執筆スタイルにクセがあり,結果としてチャプターにムラがあり,どこまで直すのかも難しい。結果として校正チェックがあまり進まなかった。

 

 メーリングリストでTom Leeが亡くなったという連絡が回ってきた。離職研究でも重要な埋め込み理論の提唱者の一人でもあり,昔院生の時に「論文Today」というコラムで論文を紹介した研究者でもあった。ご冥福をお祈り申し上げます。

DAY449 [渡英395日] 2021年6月23日(水):息子のアフタースクール,SHORYU(昇龍)

 学会発表の時間を間違えたものの,息子のアフタースクールの予約はそのままなので,息子はいつもよりも1時間遅く学校にいることになった。学校が終わる時に「アフタースクールの子たちはこっちに来なさい」と呼ばれるのが,息子にとっては特別扱いで誇らしいようだ。アフタースクールは,土曜日のサッカーの先生が指導しており,息子は面識はあるし,おやつも出されるということで,息子的には楽しかったらしい。また行きたいと言っていた。
 Newcomer's clubの集まりに出ようかと迷ったが,結局止めて昼にcity centreのSHORYU(昇龍)を食べに行く。前回スープが温かった教訓を踏まえ,extra hotと注文。さらにキリンのextra coldのビールもあったのでこちらも注文。きっと店員は極端な温度を好む客だと思ったに違いない。

 Extra cold(frozen)は日本のキンキンに冷えたグラスを想定していたが,そうではなく,泡の部分だけなのか,それともグラスの氷が溶けているのか泡の部分に氷が混ざった状態だった。英国でのビールばかり飲んでいたせいか,炭酸が強く感じた。
 ラーメンは extra hotと言ったことでようやく日本で食べるラーメンくらいの温度になった。たぶん,麺をすするという食べ方がないのと,火傷に対するリスク回避からあまり温度を高くしたがらないのだろうが,我々日本人にはこれくらいがちょうどよい。

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Extra cold。泡の提供の仕方が日本と違う?

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ようやくスープの温度が日本人に合うものに出会えた。



DAY448 [渡英394日] 2021年6月22日(火):ILERAでの発表,Call for paperの延長,Geeで食事

 今日は,朝7時(現地時間8:00)から学会発表(The 19th ILERA World Congress, Lund University, Sweden)。我々の懸念は,息子が発表時間中,大人しくしてくれるかという点と学校に間に合うのかという点。朝7:00から指定されたzoomに接続すると,ほとんどが発表者と関係者(司会,事務局)で20名弱であった。そりゃ朝8:00からって普通学会しないものね。

 90分のセッションで5名の発表なので15分計算をしていたが,1人の発表者があらわれないという事態が発生し,質問の時間にゆとりができた。このセッションはHR practicesとそのインパクトであるが,大きくHR tech系統の話とHRが人の心理に与える影響の研究群であった。ただ,いずれの発表も日本の学会発表だと生煮えというか,「これから調査する」とか,「~が重要である」という規範論であった。他にも実証研究はした,というものの,アイデアが盗まれたくないのか,結果の詳細を示さないものも多く,AOMとは違うなぁと感じた。
 もう1つ感じたことは,どの発表も質問者もそこまで流暢な英語ではなかったという点だった。私のように英語力が拙い者にとって,この点は北米系の学会よりも精神的には楽だったが,同時に質問が聞き取れないという事態も起きる。セッションの時間割の関係で質問時間は,全てのセッションが終わってから質問を取っていたが,一人の恐らく中東系と思しき人の英語が聞き取れなかった。でも,質問を投げかけられた人は「あなたの言っている意味を正確に捉えているか分からないと前置きしつつ」きちんと答えていたのはすごいと思った。

<我々の発表タイトル>

Impact of the Application Timing of the Human Resource Practices on Work Engagement under the COVID-19 Pandemic, The 19th ILERA World Congress, Lund University, Sweden (online), 22nd June.

 打ち上げがてらlaunchはGeeで食べる。リゾットとサラダのセットだけど,結構お腹がいっぱいになった。メールでは出そうと思っていたCFPが一か月延長になり,精神的に少し余裕が出来た。

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Gee@Oxfordのランチ。写真はリゾットとサラダのランチセット。