HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY477 [渡英423日] 2021年7月21日(水):SHIN Japanese Kitchen & Bar,論文執筆,息子の作品

 論文執筆を進める日。というより来週ほとんどパソコンに向かうことが出来ないので,原稿を仕上げないといけない。結局,レビューと仮説導出に多くの時間を費やして終了。そのため昼食の準備の時間がなかったことから,SHIN Japanese Kitchen & Barでカツ丼を注文。確かにカツ丼なのだが,もう少し卵が欲しかった&もう少し卵が半熟だとよかった(でも食中毒やデリバリーの過程で固くなったのかも)。ご飯が多めな印象。

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カツ丼@SHIN Japanese Kitchen & Bar

 明日で学校が終了するということもあり,息子が学校で作成した作品が大きな袋に入って返却された。返された作品を見て息子がいかに学校で勉強をしているのかを知った。数字や文字はもちろん,雪や海の生き物など,様々な道具を用いた表現(=日本でいう図工)も多く,こんなにも多くのことを学んでいたのか,と妻と私も驚嘆した。息子がこれだけ頑張っているのなら我々ももっと頑張らないと。

DAY476 [渡英422日] 2021年7月20日(火):倫理研修,息子の通知表

 勤務先の大学から研究に関する倫理研修を受けるようにメールが届く。資料を読んでテストで8割以上のスコアを取ることで修了となる。テストそのものは常識的な内容なので,すぐに対応できるものの,科研費の不正流用の事件が明るみに出るたびに色々な手続きが強化され,やることが多くなっている。結果として普通に研究している人にしわ寄せがきて,ルールが厳しくなると(面倒だから)それをかいくぐろうと,ごく一部の人による不正が行われるという悪循環になっているように思われる。少なくとも科研の申請書を出そうというモチベーションが下がる。日本の科学力が落ちているとか,大きな研究が出てこなくなったとかの話とも連動しそうな話。

 

 今日は息子の成績表がメールで届いた。単なる短評や日本の通知表のように該当する行動に「○」をつけるのではなく,(1)Playing and exploring,(2)Active learning, (3)Creating and thinking criticallyの3項目に分かれ,それぞれの項目に細かくコメントが書かれている。しかも,その項目のそれぞれに「ある日,…」「○○の作業の時,」などエピソードつきで判断の根拠が書かれているので,受け取る側も納得できる。教師がプロフェッショナルだと感じるのと同時にカリキュラムやその判断基準もしっかりしている。自分もマスの授業は難しいにしても,ゼミの指導やMBAでこれほどのフィードバックはできるだろうか…。

DAY475 [渡英421日] 2021年7月19日(月):今日から制限緩和,深夜の停電,Covered Marketにラケットを取りに行く

 深夜2:00頃にあたり一帯が停電になり,どこかのセキュリティがけたたましく鳴り続ける。結局,停電が復旧したのは4時過ぎで冷蔵庫や電子レンジ,オーブン,セントラルヒーティングの設定などがすべてリセットされてしまった。


 午前中は,博士課程のコメントを返信することで終了。結構,熟慮したため時間がかかった。もしかしたらT3調査をした方がよいかもしれない。

 午後は,息子がラケットがないことを気にしているため,炎天下の中,covered marketまで取りに行く。今日からロックダウンの制限が解除されたということもあり,街には若者を中心に多くの人で賑わっていた。
 日本は木曜日から4連休でオリンピックに突入だそうな。大学時代の友人らとオンライン飲み会をするために日程調整。便利な世の中になったものだ。

DAY474 [渡英420日] 2021年7月18日(日):日本労務学会2,炎天下,息子のタンコブ

 ちょうど今書いている論文と重複が多い発表が日本時間9:50(英国時間1:50am)からあり,頑張って起床。この研究は埋め込みの研究(off the job embeddedness and on the job embeddedness)であるが,報告集を見る限り変数の作り方に違和感があり,その点を質問したいと思っていた。

<以下はマニアックな学術的な話>

 具体的には,Mitchell, et al(2001)の埋め込み尺度は,communityのlinkに既婚ダミーを標準化して用いているが,それが独立変数に入っている一方で,従属変数にcommunityのlinkを置き推計している。そうなると,構成概念をxとyに分けて推計していることになる。私は,転勤政策が行われている(今は変化しつつある)日本にとって埋め込みは大きな意味を持つと考えていたが,この発表では,どちらかというと福利厚生施策へのエビデンスとなることを目的としているようだ。それも確かに一理あると納得。

 他の質問も欧米の尺度が日本に当てはまるの?というのは根源的な問いであると思う。他方で,比較の観点から言うと,海外の尺度を用いないと比較ができないというのも確か。MBAの指導でも同じ問題に直面するが,海外の尺度で日本の実情に合わないものは削除して用いる傾向があるが,では日本オリジナルの尺度を追加してプラスしないのか,という点は見過ごされている。もし日本オリジナルの尺度を作るとなると,項目反応理論とか,それはそれで面倒なのだが,こうしたことも考える必要があるかもしれない。

 今日は昨日に続いて炎天下で扇風機を出動。英国は基本涼しいのでエアコンがない家が多い。扇風機も年に数回しか出動しないが,今日がその日になった。というわけで外で遊ぶのは危険なレベルのため,自宅内で息子とボールで遊んでいると,ボールを追いかけるのに夢中になった息子がドアのへりに頭をぶつけ号泣。大きなタンコブが出来てしまう。こうして息子の遊び心は萎み,おとなしく過ごす1日となった。

 

DAY473 [渡英419日] 2021年7月17日(土):学会発表,footballラスト,ストリングスの張替え,新たなアイスクリーム屋

 昨日から第51回日本労務学会が開始。私が名前を連ねている発表が日本時間10:20-のため,頑張って午前2:00に起床。司会の先生および参加した先生方からコメントをいただいた。個人データゆえに限界はあるけれども,指摘された多くの点は,T2調査を行い,データを聴取すれば解決できると感じた。ちょっと予算との兼ね合いもあるが共同研究者で相談しよう。
 

 終了後,日本労務学会の選挙投票をしていったん睡眠。今日はフットボールのラストだが,晴天に恵まれ炎天下。息子が倒れないかと心配になるくらいの気温で,コーチもそれを気にしており頻繁に水分補給。英国では,学期のラストに担任の先生にプレゼントを渡す習慣があり,フットボールもラストということもあり,念のためアマゾンギフトを用意。しかし,他の息子の親御さんの様子見をしていると誰もお礼をあげている様子がないので,そのまま退散。逆にお礼を渡すと来期は参加しないという意思表示にもなるので,失礼かもしれないなどとも考えてしまう。

 

 帰宅後は,息子のラケットのストリングスが切れてしまい,張り替えができるお店を探したところ,covered marketにあるスポーツショップにあることが判明。日曜日が定休日なので3人で歩いてお出かけ。ただ,今日は炎天下で出かけた直後に出かけたことを激しく後悔する。息子は午前中サッカーをしたのでバテ気味。covered marketのアイスクリーム(ジェラード)屋さんでアイスを購入しようとするが長蛇の列。でもアイスを餌に連れ出した息子のためにも,列に並んで購入。甘さ控えめで大人にも受けそうな味。さすがに帰りも歩くのは無理なのでタクシーで帰宅。なお,ラケットは月曜日の午後には仕上がるとのこと。

www.bluebloodsports.co.uk

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covered market内部のアイスクリーム屋さん

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フルーツ類は粒感が残っているけど,甘さ控えめ。下段はコーヒー。

 

DAY472 [渡英418日] 2021年7月16日(金):英会話,BB(ランチ),テニススクール,Oxfordの風景画

 午前中に英会話をしたのち,Gloucer Green Outdoor Marketでオックスフォード各地の風景画が売っていたのでOxford University Pressの正面を捉えた絵を購入。が,妻からは散々な酷評。まぁ確かに上手くはない絵だけど,この通りの前を歩いて生活していたという思い出と自分を奮い立たせる意味でも購入。

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Oxford University Pressの絵

 ランチはBrasserie Blanc。前回息子にエビを食べられてしまったので再びカレー。でも,盛り付けの感じが違う。何というか,ココナッツの欠片の存在感が違う。同じ料理を同じお店で頼んでも均質のものが出てこないのがイギリスと言うことか。

DAY460 [渡英406日] 2021年7月4日(日):Brasserie Blanc,子供の癇癪,Portmeadow散歩 - HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

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Brasserie Blanc@Jerichoのココナッツカレー

 

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イカのサラダ。前菜にしては量が多い。

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ついついモヒートを頼んでしまう。

 夕方息子の学校を終えると,急いでテニススクールへ。ここで興味深い出来事に遭遇した。
 息子のクラスの1人の子供がテニスをやりたがらず,コーチから球拾いを命じられていた。5分後くらいにコーチがその子のもとへ行き,「なぜ球拾いをさせられているか分かるかい?君は今時間を無駄にしている。戻るべきだと思わないか?」と問いかける。しかし,その子供は「戻りたくない」と答えるとコーチは「じゃ,そのことをお父さんに伝えなさい」と言い残しその子のもとから去っていった。
 その後,その子は親と話し合い,その子の父親が「今日はもう帰ります」と言って連れて帰っていった。

 このことから感じたことは,コーチが子供をお客さんとしてではなく,個人として観ている点で,言い換えるとコーチが子供(その背後の親)に迎合しないということ。親もクレームをつけずに子供の非を認め,素直に帰るのも日本と違うと感じた。日本だったらモンスターペアレントと化した親がクレームをつけて問題になるだろうなぁ。

 一人の子が途中で帰宅したため,コーチ1人に息子ともう1人という贅沢な体制。その結果,息子のフォームを丁寧にみてくれた。息子は私と普段しているせいか,take backの引きが遅く大振りになっており,それが振り遅れになっている。そのことを息子にゆっくり説明して直してくれ,最後に我々のところに近づいてコメントもしてくれた。有難い。

DAY471 [渡英417日] 2021年7月15日(木):公園,Taberu(5回目)

 午前中は,労務学会のスライドを確認してコメントをする。全体的に文字が多い気がしたので,その点を指摘し,強調部分を指示する。


 妻のワクチン接種の副反応として左腕の倦怠感と微熱があるため,私が代わりに息子のお迎えに行く。晴れていれば学校帰りにそのまま公園に行くことが常になっているため,一緒に公園に行って息子の友達の親と談笑。息子は他の3人の友達と滑り台を頭から滑走する遊びをして楽しそうにしていた。

 ただ,他の友達が徐々に帰り始めても息子は一向に帰ろうとせず,夕方になってしまい,私も妻も疲れてしまい,DeliverooでTabeeru(5回目)を注文。夏バテかイギリスの食事に飽きたのか和食比率が上がっている。

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Taberu Oxford(5回目)。つい頼んでしまう。今回はDuckの手巻きも注文。

 

DAY470 [渡英416日] 2021年7月14日(水):妻の2回目のワクチン(Pfizer)接種

 OUNCのメーリングリストでOxfordの市内でワクチン接種が行われているという連絡があり,妻が2回目の接種へ。この市内の接種の目的は,Oxfordの学生を中心にまずは1回目の接種を受けてもらうことを目的としているせいか,妻が会場に向かうと3名しかいなかったという。
 私も妻と同じ日に接種して共倒れになると子供が残されてしまうので,私は接種は回避。ただ,正直,心の中で何%かは,2回目を接種すべきなのかを迷っているところがある。特にmRNAの短期的な副作用よりも,長期的な副作用が気になるところ。

www.youtube.com

 上記Youtubeは苫米地氏による解説。元々洗脳解除とかで有名な人。この人の説明が分かりやすい。

 

 妻は夕方から接種した腕に痛みが生じているが,世の中に言われているほど大きな副作用は今のところ生じていない。

 

 守島基博先生が本を出された。いくつかは過去の本のアップデート版だけど,ゼミの輪読には良さそうな感じ。あと,embeddedness の論文と human resourec archtectureのレビューを読まないと。

 

 月末の旅行の存在をすっかり忘れており,原稿締め切りをスピードアップしよう。

DAY469 [渡英415日] 2021年7月13日(火):日本人研究者との食事会,gmailの未読検索

 Oxfordに滞在している日本人研究者2名とそのお一人の大学院時代の先輩にあたる方が,ロンドンに住んでいるということでその先生(分野的には私とかなり近い)のご家族を交えてランチをする。合計で研究者5名の構成。

 

 私たちは息子の迎えがあり,他の先生方も用事があり約90分ほどの時間であったが,受け入れ先大学の状況はどこも似ていると感じた。学校は閉鎖され,基本的にはオンラインでのセミナーでの参加のため,(本当はとても重要な)前後のsmall chatがないのが寂しいというのは,皆が言っていることであった。

 ただ,Oxfordも含め,英国の新規感染者数が1日に3万人を超えている一方,死亡者数は2桁に留まっていることを以って集団免疫ができているとして,19日にはロックダウン解除となる(店内のマスクは必須)。色々な情報が錯綜しているが,1つは乱暴な言い方をすると抵抗力の弱かった人々が亡くなっているという説や,ワクチン接種の感染はワクチンのおかげで少ないが,ワクチン未接種の若年層の新規感染者数が増えているという説(これに関連してワクチン接種者の死亡率が未接種の死亡率の6倍高いという説が言われているが,これは年齢という第三の変数による疑似相関),デルタ株に対してワクチンは効かないが重篤化はしない説,などが流れている。いずれにしても日本から見ると1日3万人の新規感染者数のイギリスは異常に見えるかもしれないが,海外から見ると,この状況下でオリンピックを強行する日本の方が奇異に見える。

 

 閑話休題。gmailで埋もれた未読メールをどうしても発見したいと探していた時に見つけた方法。
検索欄に拡張子の「 is:unread」を入れると未読一覧が出てくる一方で,ソーシャルやプロモーションなど全てが出てきてしまう。そんな時に,「is:unread」と「category:primary」を同時に入れるとメインフォルダの未読メールのみになることを発見。問題解決。

smatu.net

DAY468 [渡英414日] 2021年7月12日(月):Sports Day,学会発表の資格要件

 来月10日〆切のコラムを脱稿し送付。今日は息子のSports Dayだが,やや小降り模様。でも息子が登校する頃には雨は止み,スポーツはできそうだ。息子はFoxチームとして参加。どうなることやら。


 昨日の深夜に,今週末に開催される学会について連絡が届く。私が第3著者で入る発表で第一著者が学会に入っていないことが発覚。事務局からの連絡にしたがって入会するように連絡をしているが,第一著者から連絡がない。大丈夫であろうか?

 資料作りのためパワポの作成に入るが,結構面倒。予想外に時間がかかりそう。計画性が求められる。