HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY448 [渡英394日] 2021年6月22日(火):ILERAでの発表,Call for paperの延長,Geeで食事

 今日は,朝7時(現地時間8:00)から学会発表(The 19th ILERA World Congress, Lund University, Sweden)。我々の懸念は,息子が発表時間中,大人しくしてくれるかという点と学校に間に合うのかという点。朝7:00から指定されたzoomに接続すると,ほとんどが発表者と関係者(司会,事務局)で20名弱であった。そりゃ朝8:00からって普通学会しないものね。

 90分のセッションで5名の発表なので15分計算をしていたが,1人の発表者があらわれないという事態が発生し,質問の時間にゆとりができた。このセッションはHR practicesとそのインパクトであるが,大きくHR tech系統の話とHRが人の心理に与える影響の研究群であった。ただ,いずれの発表も日本の学会発表だと生煮えというか,「これから調査する」とか,「~が重要である」という規範論であった。他にも実証研究はした,というものの,アイデアが盗まれたくないのか,結果の詳細を示さないものも多く,AOMとは違うなぁと感じた。
 もう1つ感じたことは,どの発表も質問者もそこまで流暢な英語ではなかったという点だった。私のように英語力が拙い者にとって,この点は北米系の学会よりも精神的には楽だったが,同時に質問が聞き取れないという事態も起きる。セッションの時間割の関係で質問時間は,全てのセッションが終わってから質問を取っていたが,一人の恐らく中東系と思しき人の英語が聞き取れなかった。でも,質問を投げかけられた人は「あなたの言っている意味を正確に捉えているか分からないと前置きしつつ」きちんと答えていたのはすごいと思った。

<我々の発表タイトル>

Impact of the Application Timing of the Human Resource Practices on Work Engagement under the COVID-19 Pandemic, The 19th ILERA World Congress, Lund University, Sweden (online), 22nd June.

 打ち上げがてらlaunchはGeeで食べる。リゾットとサラダのセットだけど,結構お腹がいっぱいになった。メールでは出そうと思っていたCFPが一か月延長になり,精神的に少し余裕が出来た。

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Gee@Oxfordのランチ。写真はリゾットとサラダのランチセット。