HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY586 [渡英532日] 2021年11月8日(月):日本との打ち合わせ

 午前中は日本との打ち合わせをしたのち,水曜日と木曜日にHenleyに行くので論文やケースを読む。今回のケースは,赴任者のケース。こうしたちょっとしたケースも書いてみたいけど,作る暇がない。今はこちらでしかできないことに集中しよう。


 と言いつつ,日本のamazonでStopford and Wells(1972)『多国籍企業の組織と所有政策』(山崎清訳,ダイヤモンド社)を購入。修士の頃に神田の古本屋やブックオフで探したことがあるけど,見つけられなかった本。Henley Business Schoolにいるせいか,集中的にIBやIHRMに触れているので気になる路線が変わってきたようにも感じる。

 

 今日は,妻に代わり放課後の公園で息子の付き添い。汗びっしょりになって友達と鬼ごっこをしているけど,日本と違うのは年上のお兄さんやお姉さん(小学校3年生くらい)が一緒になって遊んでいること。きちんとルールを教えたり,わざと手を抜いて捕まえられたりなど,面倒見の良さを感じる。互酬性の規範なのか,世代継承性なのか。いずれにしても親も安心して観ていられる。

 

 息子の小学校では,ポイント制がインセンティブとして与えられており,学校の理念や行動規範に即したことをするとポイントがもらえるようになっている。これが50ポイントでブロンズ,100ポイントでシルバー,200でゴールドとして全学のレターとして掲載され,表彰状がもらえる。息子はハーフターム前に50ポイントを突破したものの,未だ表彰されず,レターにも掲載されていないことから手紙を書いた。もちろん内発的動機付けから言えばアンダーマイニングが起こりうる可能性はあるが,同時に息子にとっては,みんなの前で表彰されることや50ポイントに至る到達スピードも重要な動機付けになっている。

 朝,息子が先生に手紙を渡す様子を観ていたが,いっぱいいっぱいなのか,それとも本質的に子供が好きではないのか,手紙を受け取るに時間がかかっていた。帰宅後,息子に話を聞いたところ,先生からは何もコメントはなかったようだし,劇の配役についても息子の希望する役はできなかった。ただ,どのような基準で決めたのかは息子の話だけでは分からないので,配役一覧が届くのを待つしかなさそうだ。