HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY567 [渡英513日] 2021年10月20日(水):Reading universityに行く日。痛恨のアダプター忘れ

 今日はReadingに行く日。来週からサマータイムが終わることもあり,周囲はすっかり暗い。そんな中,Readingに向かうために駅に向かう。駅まで川沿いを歩くがほとん人に会わない。
 駅に着くと電車は定刻通りにつきそう。でも,いつも車両(coach)の位置を間違えてしまう。駅で立ち位置を示す「zone」と「coach」番号を対応させる必要があるが,電光掲示板を見誤ってしまい電車が駅についてから慌てて走ることが多い。

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朝7時だけどほぼ夜中の雰囲気。

 Readingに着いてからはバスに乗るが,初めて「学生か?」と運転手に聞かれ,違うと答えたところ運賃が倍額の4£になった※。学割があるの??バスにはすんなり乗れたものの,朝の渋滞で30分くらいかかったが,何とか15分前に到着。

※追記:よくよくticketを観たら1day(往復)になっていた。

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教室。一番乗りだった。

 IHRMの授業ではケーススタディをして国の違いや多国籍企業が進出した国の従業員となぜコンフリクトが生じたのかを考える授業で,一部Hofstedのサイトを参考にしながら議論するというもの。学部生ということもあり,全体的に大人しいが,でもケースはしっかり読み込んでくる印象。少人数(15名くらい)ということもあり,よい意味で緊張感がある授業。

 授業終了後,研究室に行こうとするも,カギを借りる事務の人がおらず受付の人に開けてもらう。しかし,この段階でPCのアダプターを忘れたことに気が付き,バッテリーがあと2時間くらいしかもたないことが判明。iPadの充電も20%まで落ち込んでいるし,夕方までは持たなそう。

 

 昼のresearch seminarでは,英国の同一賃金の議論について。日本の同一労働同一賃金の議論とは違い,性差や人種による違いを禁止するもので,今回のセミナーは男女差によるもの。法律が制定されてからは,男女の賃金格差は縮小傾向にあるものの,それでも同一にはならず,ある一定の格差が存在することが議論されていた。私の頭で考えるに,xに法律制定を置き,yに賃金格差を置いたモデルだと思う。フロアからは他のxの存在に関する議論(日本でいうM字カーブの議論とか,子供の人数など働き方の柔軟性と引き換えに賃金格差になっている)といった議論が出ていた。


 あとケーキは,論文がアクセプトされた人が自己申告し,それを翌週に祝う形式のようだ。今日もある人がresearch policyと何かにアクセプトされたと申告しており「ケーキを2段にしないとね」と冗談を述べていた。こういう教員の業績を祝い,切磋琢磨できるのは良いと思った。

 研究室に変えるとバッテリーが1時間ほどで切れてしまい作業終了。15時30分頃に研究室を出て岐路に着く。