HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY545 [渡英491日] 2021年9月27日(月):在英国日本国大使館の通達,事務対応に体力消耗


 在英国日本国大使館からワクチン接種証明書保持者に対する本邦帰国後・入国後の待機期間の変更の通知が届く。以下,抜粋
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1.上記の厚生労働省・検疫所ホームページに記載の別表にある国・地域の公的機関が発行する接種証明書を検疫所に提出すること。
 英国のNHSが発行する接種証明書は有効なものとして認められています。NHSのウェブサイト等(例:NHS COVID Passをご利用の場合は下記URL等)から、ご自身の接種証明書を印刷し、携行するようにしてください。
https://covid-status.service.nhsx.nhs.uk/

2.上記1.の接種証明書に次の事項が日本語または英語で記載されていること。
(1)氏名
(2)生年月日
(3)ワクチン名またはメーカー
(4)ワクチン接種日
(5)ワクチン接種回数

3.上記2.のワクチン名/メーカーが、次のいずれかであること。
(1)コミルナティ(Comirnaty)/ファイザー(Pfizer)
(2)バキスゼブリア(Vaxzevria)/アストラゼネカ(AstraZeneca)
(3)COVID-19ワクチンモデルナ(COVID-19 Vaccine Moderna)/モデルナ(Moderna)

4.上記3.のワクチンを2回以上接種していることが確認できること。

5.本邦帰国・入国時点において2回目のワクチン接種日から14日以上経過していること。

6.その他
(1)本邦入国後の待機期間を10日間に短縮するためには、日本政府が認めた検査機関にて自主的に受検し(PCR検査又は抗原定量検査)、陰性の結果を厚生労働省(入国者健康確認センター)に届け出ていただく必要があります。検査実施機関や検査結果の届出方法は、上記の厚生労働省・検疫所ホームページをご確認ください。
(2)年齢要件等によりワクチン接種を受けられていないお子様は、本件待機短縮等が認められませんので、ご家族でのご帰国またはご入国をされる場合はご注意ください。
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 簡単に言うと2回の接種を受けている者(で陰性者)は,強制隔離3日が免除され,自宅待機14日にのみになる(10日以降にPCRを受ければ10日に短縮になる)。
 私は大喜びしたが,最後の6.(2)を見ると,子供は認められないことになる。家族一蓮托生で3日間待機するか,私だけ先行して立ち上げのために居住用の家に向かうか…。


 せっかく週明けで気合も全開だったのに事務の手続きで激しく体力を消耗。同じ趣旨の調査をするのに別の予算枠との合算使用はダメだとか,金額を一定額を超えたら競争入札にしないといけないとか,連続して調査を行うと分割発注になるから合算でカウントしないといけないとか,研究を阻害する学内ルールがあまりにも多すぎる。パネル調査のデータはどう集めたらよいのですか??
 これらの理由で調査が難しいのなら,外部資金を一度,私の口座に入れて欲しいといったら管理しているから駄目だと言われるし,それなら外部資金を提供してくれた団体と交渉して一度,助成金を大学経由で戻して個人に支払いがなされるようにしたい,といっても事務方は何も返信しない。
 助成金をもらった段階から3時点の調査をすることを事務に伝えていたのに,実施の段階で「あれもできない,これもできない」と提案せずに否定だけするのは辞めて欲しい。結局10月から調査を始めたいのにまだ準備ができない。

 外部から資金を獲得することは対外的にも大学のPRになるし,科研費のように間接経費が入る場合は大学の利益にもなるから懸命に応募していたのに,現時点で外部資金の助成金に出そうという意欲がかなり落ちた。