HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY363 [渡英336日] 2021年3月29日(月):一時帰国! PCR検査から隔離施設まで(関西方面:ホテル日航関西空港)

 ※速記録的な部分があるため後日修正予定※

 関西国際空港に8:50に到着。当初の予定では9:30だったが,天候に恵まれて早く到着。到着すると録音・撮影禁止のアナウンスと共に検疫官が入ってくる。機内で10分ほど待たされて移動。

 順路にはそれぞれ空港の人が立っており,一方向にしか進めない。元々帰国者向けに開放している空港のため,通路途中にあるトイレは閉鎖,自販機も節電のため停止中(これが後々大問題になる)。

 まずは検査証明書や健康カードを提出し,唾液によるPCR検査を実施。1mlの採取が必要で,1mlの唾液の接種が難しい幼児は鼻から綿棒で採取。
 気になる空港での待機時間は,トータルで3時間程度(9:00-12:00)でホテル施設までの移動を含めると3時間30分。
 PCR検査結果が出るまで約1時間程度かかるので,PCR検査を行った後は,
 1.健康管理カード,英国の検査証明書を提示し,番号プレートをもらう(検体番号と紐づけ)
 2.厚労省の指針に従って,Oversea Entrance Locator(旧OSSMA),Skype,接触確認アプリ,携帯の位置情報確認のインストール状況の確認を行う。ここでは係員が実際に我々の携帯に手袋をはめた状態で触れて設定状況を確認。
 3.実際に上記のアプリが機能するか,その場で発信して確認
 4.空港のロビーで検査結果待ち(多分,ここで30分くらい待たされる)
 5.検査結果が出た段階で検体番号で呼ばれる。イメージは自動車の合格発表で電光掲示板にて表示されるように自分の番号が記載される。

 

 ここで何と親子連番の我々3名のうち,息子のみ呼ばれる事態が発生。一瞬,我々二人が陽性で息子だけがホテルに移送されるのかと思い,事務員にその旨を伝えると,数分後,両親である我々も呼ばれ,めでたく3名がホテル日航関西空港にバスで移動。バスには17名が搭乗。


 ホテルに到着すると,簡易受付にて食事のアレルギーを確認し,家族構成を確認して部屋を割り当てる。その結果,私たちはツインの部屋を割り当てられる。エレベーターも1組ずつ乗り込み,お昼ご飯を受け取った後は,部屋で係の人を挨拶をして3日間は最低,部屋に缶詰め。なお,宿泊客が勝手に部屋の外に出ないように見晴らしのよい位置に警備員が常駐している。

 あともう1つとても重要なことは,途中の動線はきっちり事務の人が管理しており,何も購入することができないということ。唯一の例外は,待ち時間の場所に自販機があるので必要なジュースを購入できること。待合場所から自販機までの距離は遠く,16番ゲートにある1台のみ。私たちはここで息子のためのリンゴジュース3本,アイスティー1本,お茶を1本購入。必要であればお茶よりも缶コーヒーの方がよいかもしれない。のちに述べるようにお弁当ごとにお茶が配られるのでお茶は不要。

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空港の自販機。これ以降購入できる場所がないうえ,隔離施設でのジュースは毎朝1本の100%ジュースのパックのみ。甘いものやコーヒーは購入しておくと便利。

 部屋は眺めの良い部屋で部屋には水が6本置いてある。お湯は沸かせ,Free Wifi,冷凍機能のない冷蔵庫とTV,加湿器はあるが,電子レンジはない。HDMI端子がTVにあるので,端子を持ってきていれば,PCとつないでamazon primeなどを観ることが可能。子供にムービーを見せるためにHDMI端子を持ってきて正解。夕方私たちは息子のために「アイアンマン」を視聴。

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強制隔離で割り当てられた部屋

 最初の食事はサバの塩焼き。弁当に不平を言う人がいるが,用意している人やその対応に追われる人,さらにそのコストを負担してもらっていることを考えると感謝しかない。特に今回空港からホテルまでのやり取りをみてとても多くの人が動員されており,特に関空では多言語に対応できるために多くの外国人の方もいた。

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強制隔離最初のお弁当

 また,かなり動線は洗練されたとはいえ,職員の方々も学びながらの対応であり,苦労している様子が窺える。日本労務学会で先日行われた梅崎修先生の「工程設計力」の話を思い出した。

 ビザ申請の委託業者とやり取りをしつつ,申請日を確定&ビザセンターに予約。このやり取りをする中でビザの申請タイプでsuper priorty serviceがあることを知った。これは(審査を通過すれば)翌営業日にVISAの発行が可能になるもので,1名あたり約12万円の追加が発生する。我々家族だと合計36万円となるので,これは断念。

Standard  2週間
priority service  5営業日 +約35,000円
super priority service 翌営業日 +約12万円

 夕食は,甘酢の唐揚げ弁当。ここで持参したお味噌汁とふりかけを投入。夜中時差ボケで息子が夜中に目覚めて大変だった。

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到着日夜(0日目)の弁当

 

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英国から持参したお味噌汁とふりかけを投入