HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY707 [渡英642日] 2022年3月10日(木):家族と別行動

 妻と子供が妻の実家に預けてある荷物を整理すべく帰省。妻が勤務先に書類を提出して新幹線に乗るまで,息子と2人で『パイレーツ・オブ・カリビアン』の残りを観た後,去年も行った品川アクアパークへ。去年よりも背が伸びていることもあり,メリーゴーラウンドに乗る。ただ,映画を観ていことで入館が遅くなり,館内を割と駆け足で探索。その後,高輪口のつばめグリルで食事して妻と合流。息子を引き渡し,しばしのお別れ。

 

 宿泊先に戻り,荷物の片づけと冷蔵庫の残りを食べつつ,『永遠の0』を鑑賞。観る者に余白を残すというか,命を大切にする宮部久蔵(岡田准一)が,なぜ自ら特攻を志願して命を落としたのか,という問題は,劇中では明確に語られていない。そこを観る者の解釈に委ねるというのが,この映画の最大の特徴であると思う。この映画が魅力的なのは,相矛盾する設定を複数張り巡らせているところ。

「凄腕パイロットなのに,戦線をすぐに離脱する」
「何よりも命を大切にしているのに,最後は特攻して命を落とす」
「臆病者と評する人もいれば,志を貫いた本来生き残るべき人という相反する評判」

矛盾することが両立している時,人はドキッとする。こうしたことは就職活動の自己PRもそうだし,論文のリサーチトピックスでも使えるかもしれない(ある意味,両利き経営とはそうなのかもしれない)。