HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY670 [渡英615日] 2022年1月31日(月):車の所有権の移転,日本人コミュニティへの帰国セール

 朝のcoffeeルーチンを終えた後,昨日売却した車の所有権の移転をwebで行う。英語の文章と翻訳したバージョンの双方を確認しながら手続きをすすめる。この手続き自体は必要な情報(相手のメールアドレスや住所等)があれば割と簡単にできるけど,併せて車の保険の解約手続きをしないといけない。

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カモの親子?一族?春の足音が少しずつ。

 昼頃,妻が日本人のSNSで帰国売りのリストを展開。瞬く間に品物がはけていく。特に「無料」の品物が飛ぶように申し込みが殺到。値段のついている大物(テレビ・デロンギ・電子レンジ・scansnapなど)の動きが鈍かったが,夕方にテレビの引き取り手が見つかった。また,何名かの方(特に長期滞在している方)から,大物の引き取りや残った品物は引き取るなどの申し出をいただいた。恐らく,短期滞在で荷物を処分するのに困った方々を過去にみているのだろう。英国なのかオックスフォードなのか分からないけど,他者のために尽くしてくれる方と触れて,日本よりも人の暖かさ(奉仕の精神?)を感じた。

 

 もう1つ感じたのはネットワークも歳を取るということ。今回メールを展開したコミュニティは,本来,オックスフォードで日本に関わりのある「研究者」という緩い定義がある。しかし,妻の問い合わせに反応しているのは,「修士」や「学部生」が多い。彼ら・彼女らを研究者と呼ぶかというと,恐らく一般的には「No」だろう。そう考えると,本来のコミュニティの定義からズレた人々が構成員となっており,定義に固執するより,ありのままのネットワークの変化の在り様に時代と共に変化していくものと考えるべきなのかもしれない。

 

 それと余談。オックスフォードでは,社会科学というよりも自然科学の研究で世界的に進んでおり,ある日本人からCOVID-19の陽性率について話を聞いた。その方の話によると,陽性率が10%を超えるだけでもパンデミックを意味するのに,日本のように25%を超えるということは,周囲にウィルスがうじゃうじゃいる状態で,その状態ではPCR検査は意味を成さないという。確かにその通り…。