HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY556 [渡英502日] 2021年10月8日(金):OUNCのミーティングと調査開始

 朝から溜まったメールと調査票の確認をする。キモとなる部分を妻に相談しつつ,日本時間の18時までに展開する必要があり,急いで対応。

 

 朝からバタバタして疲れたので,息抜きにOUNCのcoffeeミーティングに参加。ただ,雨上がりということもあり,寒くはないものの出席者も古参の人ばかりであった。それに日曜日にwelcome partyがあるから人数は少ないのかもしれない。私が話したうちの一人の方は,Oxford大学のHRで教員のリクルーティングを担当しているようで私の分野に関心を持っていた。

 

 MBAの授業の小ネタの1つでもあるのだが,一般的には転職をする際,自分の給料がどうなるか,という問題は面接時に聞きたいことのベスト3に入るだろう。しかし,(人にもよるだろうが)日本の大学教員のマーケットでは,大学を移動する際に処遇があまり明示されない。だから私立大学から国公立に移動すると給料や年収が何割か落ちる(その逆に国公立から私立に移動するとあがる)ことを移動後に知ることが多い。あまりお金に執着していないというのもあるかもしれないが,それよりも担当する科目やコマ数,研究に使える時間の方が気になる人が多いのかもしれない。

 

 ともあれ,日本の大学教員の移動状況を伝えると,Oxfordでも(彼女の言葉を借りれば)経済学のように業績やリーダーシップ,担当科目などが係数化されており,事後的に決まることが多いという。ただ,マーケット(他大学)の価格帯は睨んでいるため,その相場よりは上を設定しているという。
 ともあれ,やはりHRのトピックスは,with COVID-19の管理の在り方でどのようにするかワーキングチームを立ち上げて検討しているとのこと。

 

 帰宅後,学校の事務に対応するためにwifiの業者から領収書を取り寄せる。このwifi会社,えらく接続が悪い。ちょっと天候が悪いとつながりにくくなる。何とかならないものか。またいつになったら,家の庭の倒木問題は解決されるのだろうか。contractorと連絡しているというが,早くしないと残っている木もバランスが悪いので倒れてしまいそうだ。