HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY40 2020年5月10日(日)牛さんを探す遊び,The anchorのtake away,Johnson首相の行動規制緩和

 昨日とうって変わって急激に冷え込んだ。明日は氷点下になりそう。というわけで自宅待機をするが,最近の我が家の遊び(息子との遊び)は,トミカの家畜運搬車に搭載されている牛をリビングに隠してそれを探してレゴで救出するという遊び。白・黒それぞれ4頭いるが,同系色になると見つけるのが困難になり,しんどい。回収するレゴは,車・船・鉄道・飛行機・ロケットの5種類があり,牛が隠れている高度(息子からの高さ)によって息子と相談しながら分ける必要がある。
 昼ごはんはchinese shopで購入した餃子とデリで購入したピザを家族で食べる。

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家畜運搬車。この後ろにあるレゴで逃げた牛を集める。


 夕ご飯は,再び the anchorのtake away orderをする。前回と比べてBBQのバックリブが加わったので,ハンバーガーに加えて注文。ちなみにハンバーガーは,ブルーチーズにベーコンを加えたもの。パテが手作り感がある感じで香ばしいので美味しい。ブルーチーズの塩味が強いので,次回はチェダーチーズでよいかも。


 息子が早々に寝てしまったので 18時のBBCでJohnson 首相のLock downの緩和状況の演説を聞く。基本的には全面解除とはいかないものの,テレワークのできない労働者の仕事の解禁がなされること,水曜日からエクササイズの外出回数が制限されないことが示され,6月からは一部の店舗の解禁,小学校の再開,7月からは学校や飲食店も解禁になる可能性が示された。こうしたことを三段階で実施するようだ。

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最後にJohnson首相のスピーチ内容が分かる在英日本大使館のメールを貼り付けておく

---在英日本大使館からのメール(一部略)

5月10日,ジョンソン英国首相は国民向けスピーチを行い,新型コロナウイルス・アラート・システム(Covid Alert System)の導入,現在導入されている規制措置に関する今後の緩和見通し等を発表しましたので,その概要についてお知らせいたします。
在宅勤務不可能な者の出勤奨励,屋外での運動の制限解除等,これまでに導入されている規制措置が緩和される点もありますが,現時点ではいずれの場合にも社会的距離を保つ必要があるとされています。


本スピーチ全文については,以下の英国政府HPをご参照ください。
https://www.gov.uk/government/speeches/pm-address-to-the-nation-on-coronavirus-10-may-2020

5月10日,ジョンソン英国首相が国民向けに行ったスピーチの概要は以下のとおり。

1 規制措置緩和のための5つの条件
現在導入されている規制措置を緩和するには5つの条件を満たす必要がある。
○ NHSが守られていること
○ 死者数が持続的に減少していること
○ 感染者数が持続的に相当数減少していること
○ PPE(個人用防護具)を必要とする人々への十分な供給という課題が解決されていること
○ R値(感染症の再生産率)を1以上にならないようにし,数週間前に直面したような指数関数的な増加に確実に戻らないようにすること
 ※R値とは https://www.bbc.com/news/amp/health-52473523

 

2 新型コロナウイルス・アラート・システムの導入
新たな合同バイオセキュリティ・センター(Joint Biosecurity Centre)によって運営される新型コロナウイルス・アラート・システムは,5段階とされ,R値及び感染件数によってレベルが決定される。各レベルは社会的距離の制限措置の程度を強弱で表し,レベルが低いほど措置も緩く,レベルが高いほど措置は厳しくなる。ロックダウン期間中はレベル4とされ,現在,レベル3に向かう段階に入りつつある。

 

3 段階的な規制緩和
○第一段階: 5月11日(月)からは在宅勤務が不可能な職業(建設業や製造業等)の者の出勤が奨励されるべきである。出勤の際は,社会的距離を維持するために,可能な限り公共交通機関を避け,出来れば車,徒歩,自転車を利用して欲しい。
5月13日(水)からは,屋外での運動を制限しない。屋外での運動(公園での日光浴やドライブ,家族でのスポーツ)が可能となる。ただし,社会的距離の規則には従わなければならず,規則を破る者については罰金を増額する。

日々のR値及び新規感染者数,成果をモニターし,条件を満たし始めた場合には,数週間・数ヶ月の後に更なる緩和ができるかもしれない。

○第二段階: 最速で6月1日(ハーフターム終了後)から,店舗の段階的な再開や小学校に生徒を段階的に戻せる状況にあるであろうと信じている。

○第三段階: 条件及び更なる科学的アドバイス次第ではあるが,各種データの裏付けが得られれば,最速で7月から一部のホスピタリティ産業及びその他の公共の場を,安全性と社会的距離が守られることを前提に再開したい。

 

4 英国入国時の隔離措置の導入
海外からの再感染を防ぐため,感染の程度が相当低くなった段階で,英国へ空路で入国する者に対し,隔離措置を導入する。