HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY681 [渡英626日] 2022年2月11日(金):St Antony's collegeのハイテーブル

 今日は日本でいう資源ごみの回収日。いわゆる家庭ごみと資源ごみが交互に毎週回収されるので,今日の回収が終わると次は二週間後になる。引っ越しに伴い,引き出し代わりに使っていた段ボールや書類,調味料・洗剤の空容器など色々なものをこのタイミングで出す必要がある。というわけでまずは第一陣の段ボールなどを廃棄。

 夕方は,St Antony's collegeのハイテーブルに妻が招待されたので,そこに付いて参加。ハイテーブルがちょうど再開されたばかりで妻の受け入れ教員の一人が日本に帰る前にということで声をかけてくれた(ちなみに息子は日本人の頼れるベビーシッターにお願いした)。

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St Antony's collegeの内部

 当日は,妻と私の他にもう一人サバティカルで滞在している法政大学の先生とご一緒したが,他にもハイテーブルに参加したグループがおり,併せて学部長も含め3つのグループが一つの長テーブルに集まって会食(私はお誕生日席)。招待した先生は,大学の卒業式のようにガウンを着て食事を摂るのがここでのしきたりの模様。また,テーブルに着席する際は,学部長の合図(裁判で行うような木槌で合図&ラテン語)で着席する。St Antony's collegeのハイテーブルで面白いのは,ベジタリアンコースしかないということ。脱炭素に貢献するためにこうした試みをしているというから面白い。

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St Antony's collegeのハイテーブルのディナー

 我々のグループに混ざった方は,英国海軍のCommodoreで海軍代将(大佐と少将の間)で派遣で別のcollegeに在籍しているようで,その斜め前には大佐(Captain)が座っていた。最初所属が分からなかったので造船会社のセールスマンかエンジニアだと思ってしまった。
 ハイテーブルは,最初commonルームでウェルカムドリンクを飲みながら談笑し,その後,学生が食事を摂り終えた後,食堂に案内され,前菜,メイン,デザートの3品を食べた後,別室に移動し,さらにデザートワインやチーズなど食べながら談笑する。ウェルカムドリンクの開始が19時で食事の開始が19:30で1次会の終了が21:00なので子供がいる場合や遠距離の人(電車に乗る必要がある人)は,1次会で帰る。我々は,ベビーシッターのご厚意で2次会にも参加。但し,2次会に参加するときは一次会のメンバーと別のメンバーと座ることがルールでここで社交を広める仕組みになっている。

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オックスフォード大学日産日本問題研究所

 私の隣に座ったのは政治学の先生でアフリカを専門としているとのことで,しかも学部時代はUniversity of Readingのご出身ということであった。その方は,先月にオミクロンに罹ったということで自宅待機を経験されたとのこと。また,斜め前に座っていたご婦人は,裁判の公正性や女性の権利などを研究された方であるという。ただ,その方も対面で授業をして発表者のうちマスクをせずに発表した一人がコロナに罹ったとのことで,濃厚接触者として毎日テストを受けているとのこと。それらを聞いて「おいおい」と一瞬思ったけど,でも,そうしたことを普通に会話するくらい日常的なレベルになっているのだと感じた。『ドラゴンボール』でいうスーパーサイヤ人の状態を常態化することと似ているような気がした。

 

 22:30頃に帰宅すると,息子は既に寝ていたが,とても良い子で一緒にマドレーヌを作ったとのこと。レシピを写させることは平仮名の勉強によいということで息子の文字でレシピが書かれていた。ベビーシッターさんにも感謝。