HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY660 [渡英605日] 2022年1月21日(金):人的本経営まとめ,企業の非財務指標(経産省,JILPT)

 息子の登校時,教室の前で息子がなぜかぐずってしまい,「パパと遊びたい」と泣き出してしまう。教室の前で説得工作をすることを約10分。見かねた先生が教室へと連れて行ってくれた。しかし,朝の説得工作により著しく体力を消耗し,朝のcoffeeルーチンはお休み。

 帰宅後は,家探しと車の売却交渉を進め,車については無事売却成立。ご近所さんの日本人の方が引き取ってくれることになった。
 
 今日は,質問紙調査の設計。帰国までに何とか実査に持ち込みたいところ。というよりやることが物凄く詰まっているやや危機的な状況。2月中にデータ入力をしないといけないのが3件。助成金の成果報告のためにも学会報告にエントリーしないといけないし,共同研究の打ち合わせもあるし,会計書類をつくらないといけないし,もちろん家の片づけと日本の家探し,帰国に向けた陰性証明書や隔離ホテルの予約など,考えるだけで嫌になりそう…。

 

 質問紙調査のために人的資本経営(企業の非財務指標)を色々調べていると,どんどん管理会計やコーポレートガバナンスに近づいていく。というよりベン図的には重なってきている。

 そんな中,経産省やJILPTの研究会・研究を一気通貫で眺めると,潮流が見えてくる。自分の頭の整理と資料用としてまとめておく。
「人的資本経営に関する調査」の調査票を見せてもらうのと,データを使わせてくれないかなぁ。HRMのアカデミックの観点から貢献できると思うけど。感覚的にはmicro-foundationの実証分析を調べるとヒントが得られそうな予感。

<概要>

 経営戦略と連動した「ヒト」の活かし方 | 経済産業省 METI Journal ONLINE

meti-journal.jp

 下記のサイトがコンパクトにまとまっている www.meti.go.jp

 

1.  2017年 

 企業価値向上に向けた経営リーダー人材の戦略的育成についてのガイドライン
 企業が経営戦略と連動した人材育成・人材投資施策の効果測定及び普及・促進に関する調査

 

2. 2018年(JILPT)

 調査シリーズNo.185 企業の人的資産情報の「見える化」に関する研究

 このデータも触ってみたいところ。

 

3. 2020年

 持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会 報告書 ~人材版伊藤レポート~

www.meti.go.jp

 「持続的企業価値を創造する人的資本経営」~人材版伊藤レポートが目指す価値観~
  オンラインセミナー

 オンラインセミナー「持続的企業価値を創造する人的資本経営」 - YouTube

 

4.  2021年

 非財務情報の開示指針研究会

www.meti.go.jp

 

5. 2021年

 人的資本経営の実現に向けた検討会

www.meti.go.jp