HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY583 [渡英529日] 2021年11月5日(金):データセットが届く,車の除湿剤,ソーシャル・キャピタル,信頼貯金

 インターネット調査のデータセットが届く。T2のデータなのに驚異の回答率。本当に大丈夫なのだろうか。色々基礎情報を調べる必要がありそう。
 
 午後,車の除湿剤が届く。袋の中におそらくジェルのようなものが入っていて社内の水分を取り込むとジェルが膨張していく仕掛けのようだ。早速,車内のフロントガラスの側に置く。まだ,効果のほどは分からないが火曜日のような寿命が縮むようなことはご免被りたい。

 

追記
 信頼貯金という言葉がある。簡単に言うとお互い様とか互酬性の規範,アダムグラント風に言うと,giverとtakerだが,そのことを思う出来事があった。市場(しじょう)のようにスポット的なやり取りであれば,相手を出し抜いて一方的にtakerで切り抜けることができる。でも組織内,コミュニティ内では複数回のやり取りがされるから,一方的なtakerとなることは難しい。また,自分が割を食う(giverになっている)と感じたら,相手のためにしようとは思わないだろう。同じお願いでも,Aさんのは引き受けるのに,Bさんのお願いは引き受けないという違いは何故なのだろうか。それまでの信頼貯金(ソーシャル・キャピタル)の違いなのか,それともコミュニケーション上のちょっとした一言の有無なのだろうか。お願いが当然視されてそれに対するお礼もなかったり,お願いするときの頼み方なのか,それとも普段の接触頻度の違いなのか(試験直前の時にノートを借りたいと近づいてくる親しくない友達みたいなもの),研究分野とも関連するのでもう少し考えてみたい。