HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY419 [渡英365日] 2021年5月24日(月):渡英して丸1年が経過,慇懃無礼

 今日は平日のルーチンとしてコーヒーを買いに行き,報告論文を執筆したり,メールを書いて終わる。榊原清則先生の『講義のあとはパブで』を読んでいる。1990年代に当時,榊原清則先生が一橋の教授の職を蹴ってLBSの助教授として4年間教えた時のエッセイで,今自分がイギリスにいることと重ねて参考になることが多い。その中の記述に,

「この国で行なわれた組織論の研究によると、イギリス人が重視するものは、まず第一に「自分自身の趣味」であり、第二に「家族」であり、第三に「地域コミュニティ」であり、最後が「仕事」であるという。」(p.29)

があって,この研究はどこに書かれているのかを必死に探したが出てこない。誰か出典を教えてくれないだろうか。それとも榊原清則先生に聞いてみるべきか?(二度くらいしかお会いしたことがないけど)

  夕方,昨日の換気扇に関して追加のダクトテープ貼付については自分の責任であるという言質をとるためのメールが妻のところに届いたが,ひどく慇懃無礼で頭に来た。査読誌に投稿した論文が返ってきてそのレフェリーコメントを読んで沸き起こる感情に近い。
 

 我々が何も動かないから「してやった」感が前面に出ている。料理をしない(できないと自分で述べていた)彼女には分からないであろうが,原因はダクトにあるのではなく,長年のダクトの中の油汚れ(定食屋さんでする油の臭いで恐らくタールのようなもの)が溜まっていて,換気扇を作動させると,油から生じる臭いが風にのってどちらかの家に動いているのだと思う(これも素人意見だが)。そのため換気扇の稼働時間によってどちらに油汚れの臭いがするのかが決まり,相対的に換気扇を使用する私たちの換気扇がおかしいと思い込んでいると思われる。

 

 Today I go out for coffee as part of my weekday routine and end up writing a report paper and an email. I'm reading "After the lecture, at the pub" by Prof. Kiyonori Sakakibara. It's an essay written by Prof. Kiyonori Sakakibara when he left his professorship at Hitotsubashi University to teach as an assistant professor at LBS for four years. One of the statements that really struck me was

"Studies of organisational theory conducted in this country show that the British value first and foremost 'their own interests', secondly 'family', thirdly 'local community and lastly 'work'. "(p.29)

Is that true?
I have tried hard to find where this study is written, but I can't find it. Can anyone point me to the source?