HRM(人的資源管理)研究者の Oxford 滞在記(2020-2022)

1年目は配偶者同行で休業して渡英。2年目はサバティカルで渡英。日常的な出来事(とたぶん研究)の記録です。英語は練習のために書いているので,ミスが多々あります。ご了承ください。

DAY21 2020年4月21日(火)渡英!

1.福岡→羽田
 いよいよ渡英当日。最初にホテルをチェックアウト後,荷物が多いのでそのままタクシーで福岡空港へ向かう。空港でチェックインの際に手荷物を一部預ける。手荷物をここで預けるとそのままヒースローまで直行するので便利。非常事態宣言が発令されているせいか,空港はかなりガラガラで飛行機に乗っている乗客も普段よりもかなり少ない。
 8:20-9:55(福岡→羽田)→11:20-15:50(羽田→ヒースロー)なので割とタイト。事前の案内(問い合わせ)では,ターミナル内でシャトルバスがあり,それに乗れば,第2ターミナルから第3ターミナルまで移動ができるということでさほど時間を気にしていなったが,アクシデント発生。
 グランドスタッフの案内にしたがって乗り場に行くと,コロナウィルスの関係で運休とのこと。この時間ロスのせいでかなりフライトまでの時間が切迫。結局,一度搭乗口を出てバスで移動しなければならなくなった。10:15のバスに乗って第3ターミナルへ移動。
 機内で改めて『ルーク・スカイウォーカーの夜明け』を鑑賞。改めてダイバーシティというか,これまでと異なる顔ぶれと実感(ルーク,レイア,ハン・ソロ ---レイ,,カイロ・レン,フィン,ポー,ジャナ,ローズ…,予告編からてっきりジャナは,ランド・カルリジアンの娘だと想像していました)。しかしあれだけズタズタになった『最後のジェダイ』からよく繋いだと感心した。賛否はあれどもその手腕に関心。

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2.羽田→ヒースロー
 いよいよ,11:20のフライトでイギリスへ。飛行機に乗り込む乗客は,恐らく飛行機に添乗する客室乗務員と同じくらい(10名くらい)じゃないだろうか。海外渡航中止勧告が出ているのだからそれはそうだろう。飛行機に乗り込み,離陸を待っていると,「給油系統のトラブルのため出発が遅れる」とのこと,このことが2度続き,とうとう飛行機を乗り換えることに…。

 英語のアナウンス聞いているとメインの燃料タンクと補助燃料タンクがうまく機能していない模様。もともとこれで出発できてもそれはそれで不安なので,機材乗換の方が気持ち的には楽だ。ただ,代替機を用意するには時間がかかり,出発が14時になるそうで,この間,ラウンジを使用させてくれることになった。先ほども述べたように,ラウンジの使用もほぼ我々の便の乗客だけなので,申し訳ない気持ちになった。
 13:30に呼ばれ,飛行機までリムジンバスに乗って移動。今度はとてもスピディーに出発。いよいよフライトだ。といっても13時間の道のりなので暇を持て余すが,幸いなことに席はガラガラなので,エコノミーでもリクライニングは気兼ねなく使用できるし,空いている席に荷物も置けし,子供が寝た場合,2つのシートを使って寝かすこともできる。

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ガラガラの機内

 

 フライト中は,4本映画を鑑賞
『エジソンズ・ゲーム』https://edisons-game.jp/
 エジソンが,ウェスティングハウスと電気の普及を巡って直流方式と交流方式による戦争を繰り広げる話。エジソンの会社が後のGE(ジェネラル・エレクトリック)になる経緯がよくわかる。ドクターストレンジのベネディクト・カンバーバッチがエジソン役,スパイダーマン役のトムホランドがステラ役でをつとめており,安心して鑑賞。企業の歴史やパテントの重要性を知るにはよい。個人的には原題の「The Current War」の方がひねりが効いているように思える。

edisons-game.jp

 

『アド・アストラ』
 ブラッド・ピットが演じる冷静な宇宙飛行士(宇宙軍将校)ロイは,地球外知的生命体の探求に人生を捧げた父を見て育つ。しかし,その父は16年前に消息不明となっていた。ある日,軍上層部から「君の父親は生きている」という驚くべき事実がもたらされる。父が携わっていた「リマ計画」とは何か,宇宙を滅ぼす可能性がある「リマ計画」を探りに息子が父親を捜す旅が始まる。
 父親がトミーリージョーンズ(BOSSのCM)で豪華キャスト。しかしブラピが出る映画は,『World War Z』もそうだけど超人的な身体能力の持ち主だなぁ。後半父親と再会をするが,食料はどうしていたのだろうかと思ってしまった。

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『ジョーカー』
 DCシリーズのスーパーヴィランのジョーカーがジョーカーになるまでの物語。負の行為の連鎖というか,様々な要因が重なってジョーカーが作られていくのが分かる。
 アーサー(/ジョーカー)(ホアキン・フェニックス)はピエロとして生計を立てており,いつかコメディアンとして成功したいと思っており,いつもテレビで「マレー・フランクリン(ロバート・デ・ニーロ)」の番組に出ることを憧れている。

・清掃組合のストライキによりゴミが街に溢れる→治安悪化
・脳に障害があるために,突発的に笑ってしまう
・病気の母親の看病をしている 

 →母親は,かつてお手伝いとして働いていたゴッサムシティの名士である     
 トーマス・ウェイン(バットマンの父親)に助けを求める手紙を書き続けている
 →自宅で母親の手紙を垣間見たところ,トーマスウェインが自分の父親であることを知る。ウェインと直接会うが否定。虚言症のため入院していたという。
・アーカム州立病院でかつて自分の母親が入院しており,虐待により自分の病気が生じたことを知る

・ピエロの仕事に就くものの,社会的に蔑まれている(若者らから暴行を受ける)
・同僚のランドルから身を守るためにと銃を渡される→病院での興行中に拳銃を落としてクビになる
・地下鉄で酔った証券マン3名に絡まれたアーサーは,勢い余って3名を射殺
・証券マン3名がエリート社員であったことから,一部の層で殺人が正当化される動きが生じる

・コメディアンとして舞台に立った様子を「マレー・フランクリン」のトークショーで放映され,笑いものにされる。が,それがきっかけでマレーの番組に出演することに。

まぁ,不幸の連鎖。でもそうした複合的な要因を上手く描いている映画。

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『ボヘミアン・ラプソディー』
 Queenの成功までの道のりや彼らのアイデアの独創性が分かる映画。Queen結成から1985年のライブエイドまでが描かれている。ファルーク・バルサラ(=フレディ・マーキュリー)がゾロアスター教徒ペルシャ系移民出身というのは知らなかった。

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 飛行中は,エコノミーなのに至れり尽くせり。子供がいるからだと思うが,よく声をかけてくれたり,ジュースの要不要を聞きに来てくれる。ようやくヒースローに到着し,飛行機を降りて待っていると,子供が嘔吐。時期が時期だけにコロナかと心配したものの,乗り物酔いの模様。吐いたら空港では走り回っていた。